
物語の背景
グラン=ムー【GRAND/MW】


概要
ハワイ南東に位置する資源が豊富な海底領域「CCZ」の開発と環境保護を⽬的に展開された海洋都市圏の⼀つ。展開位置はキリバスのあるライン諸島に近い。特定の国家に従属しないことで国連に認定された初の「超都」である。
2041年に竣⼯した第1都市テトラム(Tetra/M)に端を発し、第2都市ペンタム(Penta/M)、第3都市ヘキサム(Hexa/M)が相次いで建造され、2059年に稼働を開始した第4都市オクタム(Octa/M)が現在は都幹(ciggo)を担う。今後、10年をかけてオクタムの倍の広さを誇る第5都市デケイム(Deca/M)の竣⼯を⽬指している。(下図は「オクタム」)
したがって数多ある海洋都市圏の中でもっとも古参に類し、同じCCZの東端にあるパクシオラ(Paxiora:北⽶沿岸のカリフォルニア沖クラリオン島近傍に展開)とともに、UiC(超都連)の中核を担っている。

民族
⽇系、フランス系、⽶国系、ポリネシア・ミクロネシア系、など多様な移⺠で構成される。現在、全都⺠は13.6万⼈。オクタムには2万⼈が移住を終えている。
位置
キリバス共和国の東端(クリスマス島)からさらに東へ500kmほど伸びる。デケイムで1000kmまで延伸予定。
経済・政治
開発⺟体となったのはMWVC (MwVisionComitee:CCZに関係する百以上の研究機関・事業体)。第1都市の段階で農産・⽔産・鉱物資源およびエネルギーの⾃給⾃⾜を達成し、またフェアチェーンを基礎とする⾼度な独⽴⾃治(MW⽅式)を標榜。壮⼤なモデルケースとなり、⼈類社会を牽引し続けている。
